拝啓、過去の自分よ。
今日は、高い声を出すためのコツを教えてやろうか!!
まぁ、結論から言うなら・・・。
「ミックスボイス」
を出せるようにする事が、ハイトーンボイスへの近道だ。
ミックスボイスとは?
過去の自分よ。
「ミックスボイス」と聞くと、小難しい特別な事の様に感じるだろう。
しかし、シンプルに考えてくれ。
「ミックスボイス = 歌声」ってだけだ。
▼ミックスボイスのイメージ。
ミックスボイスのイメージは、画像の通りだ。
低音~高音にかけて、グラデーションのようにスムーズに上下行が出来るように練習していくんだ。
一つ、あえて強く言っておこう…。
ミックスボイスは「切り変えて」発声することはない。
ミックスボイスは声を鼻にかける。
僕氏よ。
お前が、普段話している声は、あくまでも「話し声」だ。
「ミックスボイス」は鼻腔共鳴を必要とする。
すると、必然的に声を鼻にかける必要が出てくる。
実は、意外とミックスボイスに近い声を日常的に出している。
それは、アクビの時の声だ!!
以下に、デモ音源を用意してあるから、記事を読みながら、平行して聴いてみな。
アクビ声は、ミックスボイスに近い声。
僕氏よ。
アクビ声は「太い裏声」だ。しかし、それだけでは地声の様にはならない。地声の様にするには「鼻声」の要素も必要になってくる。
裏声を地声のようにするには以下の記事を参考にしてくれ。


じゃあ早速「アクビ声→鼻にかけた太い声→鼻声」をやってみようか。こんな感じだ。
どうだ?
「アクビ声~鼻声」と移行させる際に、途中で「鼻にかかった太い声」があっただろ?
それが、ミックスボイスだ。
上記を応用したデモ音源。
そして、今度は「鼻にかけた太い声」で歌ってみよう。
これが「ミックスボイスで歌っている」という感覚だ。
もちろん、この出し方は、洋楽ロック系の出し方だが、太さ等を調整することでJ-POP系発声にも応用できる。
ミックスボイスの練習方法は?
僕氏よ。
まず、ミックスボイスを修得するには「太い裏声」が重要だ、という事は伝えた。
裏声ができたら、そのあとはヘッドボイスを練習してみな。
ヘッドボイスも「太い裏声 + 鼻声」が肝になってくる。
練習方法は以下の記事を参考にしてくれ。


自分が、自分に「一喝! !」
ミックスボイスは、ネット上で言われているほど、小難しい事ではない。
シンプルに「太い裏声と、鼻声」をMIXしてやるような感じだ。
この記事を参考に、ミックスボイスの感覚が掴めるように練習してみてくれ。
一朝一夕で出来ることではないが、練習の方向性さえ間違えなければ、2年位で出来る様になるだろう。
くれぐれも「普段の話し声のまま、音域拡張をする」なんて馬鹿な事はしないでくれよ。
とにかく根気だ。根気!!
じゃあな。
ROCK やりたきゃ、この本読んどきな ! !
▼DAISAKU氏の本はロック系発声には欠かせない「鼻声」の事が書かれている。
▼弓場氏の本は、太い裏声の事が書かれている。
この2つの本を併用することで、ロック系発声の理解が深まるだろう! !