今回は、UVERworldのTAKUYA∞さんに憧れている方からの質問です。
UVERworldのTAKUYA∞さんの声には自分も憧れた時期がありました。カッコイイですよね! 自分は、UVERworldの曲の中では「Roots」が結構好きです!
質問
いつも参考にさせてもらってます!!
突然ですが自分はUVERworldが大好きでカラオケでも歌うことがあるのですが、どうやってもTAKUYA∞さんのような声がだせません。
どのような練習をすればあのような高音がだせるのでしょうか?
TAKUYA∞さんは、C5辺りの音域を平気で扱ってきますので、難しい楽曲が多いですね。では、どうしたら高い声が出るようになるか回答していきます。
回答
高い声出すためには「ミックスボイス」で発声できるようにすることが必須となります。ミックスボイスを習得するためには、裏声の練習が重要です。練習の流れをお伝えします。
ミックスボイス練習の流れ
- 裏声/裏声ハミングの練習
- 裏声を鼻にかける練習
- ヘッドボイスの練習
- 低音裏声を鼻にかけてチェストボイスの練習
- チェストボイスとヘッドボイスをスムーズに行き来させる練習
- 声量を増やす練習
- ミックスボイスの完成
- 歌唱練習
順を追っていくと、この様な練習方法になると自分は考えています。では、軽く解説をします。
1.裏声/裏声ハミングの練習
ここの段階で声が鼻に響く感覚を掴み、鼻腔共鳴を覚えます。ミックスボイスには鼻腔共鳴が不可欠です。
2.裏声を鼻にかける練習
裏声を鼻にかけることで、ミックスボイスの種となる声を作り出します。裏声を鼻にかけるには、ちょっとだけ喉仏を上げると鼻にかかった声になりやすいです。
練習方法の詳細は以下をご参考ください。
3.ヘッドボイスの練習
上記の声のまま、メタルのシャウトが出せるくらいまでの高さを目指します。
4.低音裏声を鼻にかけてチェストボイスの練習
鼻にかかった裏声で低音域を発声する練習をします。
低音域と高音域で発声や声質が極端に変わることはありません。高音域を出してた時の感覚で低音域も発声します。
5.チェストボイスとヘッドボイスをスムーズに行き来させる練習
中音域のミドルボイスを安定させる練習に入ります。基本的にUVERworldの音域は中音域を多用した楽曲が多いので、この部分の練習が特に重要ではないかと推測されます。
6.声量を増やす練習
ミックスボイスが出来たばかりの状態で、あまり声量が出せない状態です。ミックスボイスは、要は鼻にかかった裏声を、いかに出し慣れるかという作業の繰り返しになります。なので、慣れの要素が強いです。
ミックスボイスは最初から大きな声で発声することは難しいです。習得を急いで、いきなり大きな声を出すと喉絞めの張り上げ発声になってしまいますので、徐々に声量を出せるように訓練し行って下さい。
7.ミックスボイスの完成
低音~高音までスムーズに繋がるようになったら、ひとまずミックスボイスの完成です(^^)
8.歌唱練習
ミックスボイスで声量もある程度出せるようになったら、あとは歌唱練習をするのみです。
簡単ではありますが、以上が解説になります。ミックスボイスのカギは、何を隠そう「裏声」です。裏声の練習なくして、ミックスボイス習得はありえ無いのかなと自分は練習してきて感じました(^_^;)
練習期間は人によりますが、年単位でかかる場合も有り得ます。自分は…結構かかってます(>_<)長期間、少しずつ焦らずに練習に取り組んでいって下さい!!