認識の違いで変わってしまう! ミックスボイスは「地声 + 裏声」か、それとも「裏声を地声っぽく」なのか


geralt / Pixabay

先日、こちらの記事を読んだ時のことですが、一般的なミックスボイスの認識は、やはり「地声 + 裏声」が主流なのかと痛感しました。

~一部抜粋~
また、そらるの歌声の魅力は地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)が混ざった、ミックスボイスを上手く使用していることも、表現の幅を広げている。男性のような声の強さ(地声)を保ちつつ、女性のような高音域(裏声)を出すことによって、強さと優しさを兼ね備えた独自の表現を手に入れた。

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・一般的な「ミックスボイス」の認識とは

僕のミックスボイスの認識は「裏声」です。しかし、この記事を読む限り一般的なミックスボイスの認識は「地声 + 裏声」のようです。

この記事を書いた音楽ライターの方も、恐らく「ミックスボイスを知らない人が解りやすいように」との配慮でこのような表現をしたのでしょう。

・「地声 + 裏声」だと切り替え発声になりやすい

分からない人のために、広いくくりでは「地声 + 裏声 = ミックスボイス」でも構わないと思います。しかし、ボイストレーニングの観点から言うと、それは正しい表現とは言い難いです。

やはり「裏声を、地声のように聴こえさせた声」が最適な表現ではないかと思います。

・通常、歌手は「ミックスボイス」で歌っている

銀の祈誓 / そらる

銀の祈誓 / そらる – YouTube

そらるさんはミックスボイスで歌っていますが、職業で「歌手」をやっている方々は全員ミックスボイスを使っているといっても過言ではないです。

・考え方の違いで練習方法が変わってくる

ミックスボイスに対する考え方の違いで発声の仕方が変わってきます。「地声 + 裏声」なのか、「裏声を地声っぽくしたもの」なのか。どちらも同じことを言っているようですが、違います。

一方は「地声を軸」とし、もう一方は「裏声を軸」としています。「地声を軸」とした考え方は張り上げた発声になりやすのに対し、「裏声を軸」とした考え方は、裏声の聴こえさせ方を地声っぽく聴こえさせるだけなので、あくまでも裏声の延長なのです。アプローチの仕方が違うので練習方法も変わってきます。

僕は、やはり「裏声を軸」とした練習をおすすめしたいですね。

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