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換声点で切り換えない「天然ミックスボイス」の考え方

みなさんの周りに、カラオケで高い声を簡単に出せてしまう人がいるのではないでしょうか。そういう人に「どうやって高い声を出すのか?」と聞いてみても、納得のいく答えは返ってこないかもしれません。もともと高い声が出せる人に「ミックスボイス」や「換声点」について聞いてみると「その言葉自体知らない。」という事も実際に多いです。

巷では、先天的に高い声で歌えてしまう人たちを「天然ミックスボイス」と呼んでいます。天然ミックスボイスというのは声を切り換えている感覚がないそうなので、「換声点」という言葉を知らないのは無理もないことです。

ミックスボイスの最終形態は「相手に換声点を感じさせない」こと、更に「自分自身も感じないように発声する」ことではないかと考えています。今回は、「天然ミックスボイス」の考え方について書いていきます。

・未完成ミックスボイスの図

まず、ミックスボイス未完成のイメージです。

ミックスボイス未完成の状態だと、このように中間地点で換声点が発生します。

・切り換え型ミックスボイスの図

次は、切り換えるミックスボイスのイメージです。

切り換える感覚があるミックスボイスの場合、換声点は自分自身では感じているけれど、なるべく目立たないように馴染ませて発声する感覚です。厳密に言うと換声点がないわけではないです。また、低音域と高音域で発声の仕方が別々で、低音域は「地声」、高音域は「ミックスボイス」という感じです。習熟度が浅いと換声点での声質変化がわかりやすいです。それぞれ別々の声質を馴染ませるのは、かなりの鍛錬が必要です。

・天然型ミックスボイスの図

最後に、切り換えないミックスボイスのイメージ。

天然ミックスボイスの感覚は、このイメージが近いのではないでしょうか。天然の人は換声点を感じていないので、「天然ミックスボイスには換声点がない。」と言えるでしょう。

また、低音域~高音域にかけて「輪郭のはっきりした強い裏声」で発声します。裏声は通常、柔らかい声質ですが、「輪郭のはっきりした強い裏声」は地声のように強く聴こえます。天然ミックスボイスに近づくためには「輪郭のはっきりした強い裏声」を出せるようにすることだと考えています。

ちなみに、天然ミックスボイスの人の中には「裏声が出せない」人もいます。その人達の発声を聴いてみると、裏声を出そうとしてもミックスボイスになってしまうというケースがありました。

以前、TV番組で小田和正さんが「声変わりしたことがない。」とおっしゃっていました。


Superfly 「愛をこめて花束を」 原曲キーで男のギター弾き語り
Superfly 「愛をこめて花束を」 原曲キーで男のギター弾き語り – YouTube

また、こちらの動画がきっかけで、2011年7月にスター☆ドラフト会議に出演した越山元貴さんも動画のコメントで「高い声の練習をしたことはない。」とコメントをしていた記憶があります。ここから考えられることは、天然の人は「生まれつき裏声を地声っぽく出せる人」なのかもしれない、ということです。


ミックスボイスは「切り換える感覚を無くすこと」が理想形ではないでしょうか。切り換わるポイントがないので「スムーズに」、そして「楽に発声できる」ということになります。また換声点を気にせず歌えるので「リズム音痴改善」も期待できます。

練習の際は、切り換えないイメージの発声を心掛けるといいかもしれません。

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