高い声で歌うには「ミックスボイス=高い声が出しやすい声」を習得することが重要だといわれています。また、ミックスボイスは「裏声」をベースに発声するといいでしょう。裏声をベースに発声することで換声点も起きにくくなります。
ここでは「切り替えないミックスボイスの練習手順」を書いていきます。

■練習手順
僕の練習方法はオリジナルではなく、以下の書籍を読み、独自解釈・再定義したものです。書籍の内容とは大きく異なる部分もあります。
【STEP 1】裏声の練習
自分の得意な高さで裏声の練習をします。
【STEP 2】低・中・高音域の裏声練習
低~高音域の裏声発声の練習をします。裏声をベースにしたミックスボイスを習得するための基礎を作ります。
【STEP 3】裏声を鼻にかける練習
裏声を鼻にかけて「輪郭のはっきりした声質」を作る練習をします。この段階では極端な声色ですが、この声がミックスボイスの基礎になります。
【STEP 4】鼻裏声をミックスボイス化する
鼻にかかった裏声(鼻裏声)は変な声質なので「歌声」として使いづらいです。あくび時にでる太い裏声を追加することで「安定感のある歌声=ミックスボイス」にします。
【STEP 5】ミックスボイスで低~高音域をスムーズに発声する練習
換声点を無くすために、低~高音域を「グラデーション」のように滑らかに発声できるよう練習します。ミックスボイスの発声が不安定な時期は「換声点」が起きやすいです。
【STEP 6】発声が安定したら歌ってみよう!
グラデーションのようにスムーズに発声できるようになったら歌ってみましょう。
【STEP 7】音程練習
発声が安定したら、次は「音程」を安定させます。
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